森林経営 林業経営
A.森林経営の主体
・林業経営体:下記の3条件のいずれかに該当するもの
・保有山林3ha以上で過去5年間に森林作業を実施、もしくは森林経営計画を作成
・委託を受けて育林を実施している
・委託や流木の購入により過去1年間に200㎥の素材生産を実施
・林家:保有山林面積が1ha以上の世帯
B.森林経営の収支予測
主伐までは基本赤字。
C.保続の原則を達成するために:法正林
・保続概念の一つ。概略:50年分50個で土地を分割し、主伐と植え付けをすぐ行うことで、毎年 当分な収穫ができる。
・法正状態に導くための収穫規制法
カメラルタキセ法による年標準伐採量の計算式
※森林計画における伐採可能量の算出にも使用
E=Z+(Vw-Vn)/a
E=標準年伐採量
Z=全林分の連年成長量の合計
Vw=現実林の蓄積の合計
Vn=法制蓄積
a=改良期(更正期) ※植えてから伐採までの年数
・法正林に対する批判
土地条件が揃わない。災害に対応できない。作るのに時間かかる。需要の増大に対応できない。
→机上の空論か?
江戸時代の「輪伐制度」等で実施したことはある。
北海道下川町、岩手県小岩井など実施している所もある
D.保続の原則を達成するために:恒続林
・皆伐は行わず、針葉樹や広葉樹が入り混じる「混交林」を理想とする。
間伐や択伐によって木材を収穫し、必要に応じて人工植栽も行う。
・ドイツでは主流になりつつある。
ドイツ発症法正林がうまくいかなかった?
・生物多様性と木材生産の両立が可能
※結構やってるところ多そう。東大演習林とかもそんな気がするし。
E.所有権・利用権
・所有権:法令の制限内において、自由にその所有物の使用、利益及び処分をする権利を有する
法令の制限(一例
・森林経営管理法:適期の伐採・造林・保育の責務
・伐採及び伐採後の造林の届け出制度
・林地開発許可制度
・保安林制度
・利用権:
感想:
A.どこかで読んだことがあるが、林家の定義がごっちゃになっていて会議とかが踊るって聞いたことがある。1ha以上持つ、作業する/しない農家林家。山を持たない林業従事者。等など。
もうちょっと定義を細かくした方がいいと思う。
C.個人の土地では絶対無理。
木材加工 木材の構造と特性
外部講師をお招きしての授業でした。
A.樹木の進化
進化の上では草と樹の違いは大差ない。
利用する立場としては別。
連年、地上部が大きくなるのを樹木。
※こぼれ話
250百万年前:白色腐朽菌が多種発生
→その前は、木が生える→死ぬ→分解されない→生える で地層が厚い
B.木材の特性

・木材内部には、パイプ構造の導管や繊維がみっしり詰まっている。
パイプ構造は、曲げ応力(引張/圧縮)に対して強い。
それが集まっているため、さらに曲げに強い。
・細胞の話。
針葉樹:仮導管で水を少しずつ通す。
広葉樹:導管で水を専門で通す。
道管、木繊維等の配置で重さが違う。
環孔材、散孔材、放射孔材。
環孔材の小道管も、接線状、散点状、放射状がある。
※環孔材は落葉樹に多い。
葉っぱを新しく出す春に、水を一杯運ぶため?
道管を持たない樹種の方が重い。
針葉樹:仮道管ばかりのため、樹種による重さの差が少ない。
広葉樹:環孔材↔放射孔材。など差が大きいため、樹種による重さの差が大きい。
C.辺材と心材
・辺材
放射組織の細胞が生きている。
生きているので腐朽菌で腐らない。
でんぷんを貯蔵しておりカビる。
・心材
放射組織の細胞が死んでいる。
伐採前は、死んでいるので腐朽菌でウロになる。
伐採後は、腐りづらい。
放射組織の細胞の生死で色が変わるものと変わらないものがある
・環孔材の場合は、道管の使用期限は1年。
使用しなくなった道管は、内部でチロース(幕)を作成し内部を埋める
→オークはチロースが発達しやすいので樽などで水漏れしづらい
→ヤチダモはチロースが壊れやすいので薬剤注入しやすい。
→防火木材にしやすい
・キノコ生産のホダギは、辺材の細胞利用のため細くていい。
D.未成熟材
若い樹木は細胞自体が成長しきっていないため、年輪の内側は未成熟材と言われる。
カラマツの旋回木理は未成熟材の範囲に多く、乾燥でねじれやすい。
E.針葉樹と広葉樹
針葉樹
・一番上の枝が「俺は幹だ。俺以外は枝だ。」と指示だすから、通直性が保たれる。
・真っすぐ上に伸びたいため、地面が傾いた等の場合に「アテ」材となる。
アテ材は乾燥時に曲がりやすい。
アテ:リグニンを含むため赤くなる。また異常に硬い。
・通直性と比較強度が高いため、建築材に向いている

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