座学

2023/07/21 森林・林業概論、終業ガイダンス

座学

森林・林業概論 林業の職業倫理

株式会社 森林環境リアライズ から講師をお招きしての授業です。

A.林業の社会的な役割と林業者の責任
・日本の森林面積は約2500万ha(国土の2/3)
 うち約4割が人工林
・森林蓄積は約49億㎥
・森林は、国土保全、水源涵養、地球温暖化防止などの多面的機能を通じて、国民生活・国民経済に貢献

令和4年 林業白書より

何度か出てきている図だと思いますが、
この表の見方で新しい知見を貰いました。

国民は林業に木を切ることをそんなに求めていない。という見方。

皆伐なんてしない方が期待に応えられる内容が多いですもんね。そういう場所は、更新伐が多いですが。
二酸化炭素については、皆伐のがいいのか。

・森林林業基本計画:5年ごとに変更
 林業の流れは、計画に沿って進んでいる。予算も5年分見て、財務省から貰ってる。
 世界の流れ、日本の流れ はこれで分かるはず。

B.森林・林業の転換期
・地球温暖化対策
 2050年:カーボンニュートラル
 2025年:世界全体CO2排出量ピークアウト
 を目標に動いている。
 目標達成したら、補助金等の動きも変わる可能性がある。
・二酸化炭素排出量の売り買い
 企業ごとのカーボンニュートラルを目指すために、大面積での権利の売り買いが流行ってきている
・スギ花粉症対策
 令和15年度までに杉人工林を約2割減少させる。小花粉苗木に植え替え。
 →間伐遅れによる植栽木の衰退による、種子の散布が原因。
  皆伐、再造林より、間伐で花粉を防げる。
 人も苗も足りないのに… 
・人が足りないから外国人材の確保となる。
 外国人の入国/更新のために試験を行う。
 →日本人も林業技能評価試験を行う
 →日本語検定3級は取ってもらうが、日本人が英語を話せないといけない。
  →林業は死傷者が多いので、コミュニケーションを取れないといけない。

C.山林所有者の現状と林業経営の実態
・丸太は1㎥100ユーロが世界共通の相場
・導入している林業機械は経営規模に合致した可動性があるか
 馬搬に勝ってる?
・将来の搬出材(大径木)生産を考えているか?
 60㎝のカラマツ立木の重量約4t。 その重機で枝落とせる?
・山林所有者に利益を返せているか。

D.林業の職業倫理
・日本には確立された林業の職業倫理が無い
 過去:終身雇用などで暗黙の了解のもとに気づき上げる人間関係が成立しており、
    技術の習得は師弟関係
 現在:師弟関係の崩壊と多様な技術習得教育、資格制度の確立、働く人の広域移動
    離職再就職の容易さ、情報管理の必要性
 という変遷により、職業倫理の確立が求められる
・林業の社会的責任としてAの森林の多面的な機能「国土保全、水源涵養・・・」を意識する
・長期的な視点を持って、安定的に供給する責任がある。
 (樹が無くなり仕事がない。となると災害発生につながる)

E.その他
・林業従事者の人数:国勢調査
   従事者 48000人(行政職員含む)
   作業者 26000人
 農業、水産業は人口減。林業は人口増。
・トドマツが重機で根っこを踏むと、10年後には1.5mは腐朽菌で使えなくなる。

終業ガイダンス

夏休みに入ります。
私はしばらく授業取ってますが…

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