経営者育成 原価管理
森林施業プランナーの講師をしている方をお招きしての講義です。
A.作業システムに応じた生産コストや収益の算出方法を理解する
・作業システムごとに、作業班単位の年間ベースのコストを試算する
・現場単位の作業工程別のコストを試算する
・事業単価を生産んし、事業費の見積もりを行う
・それぞれの作業システムにおいて、班ごとの適正な年間必要事業量を計画する
・計算自体は+-*/でできる。
何にお金がかかるのかを理解する
B.コスト管理とは
・作業工程ごとの原価を把握する
はい積みまで:立方3200円が平均。
・作業工程ごとの生産力並びにシステム全体の生産能力を把握管理する
・必要事業量(日・年)を明らかにして実行管理すること
・木材の値段は世界的には変わらない。
1立方100ユーロ。為替変動があるだけ。
・集団契約の場合とか特に重要。
木材を所有者ごとにはい積みする
経費については、事前にきちんと説明する。(道付けとか特に。)
・経費項目
直接事業費、関節事業費、外注費、森林所有者還元
C.経費
1.現場技能者総人件費
現場技能者支給額(日東、通勤手当、現場手当、賞与(日額換算))+会社負担額(25%)
※事業全体を考える場合は、法定福利費を考慮して人件費を算出する。
2.林業機械経費
・林業機械経費=減価償却費+維持修理費+燃料費+機械雑費
・機械損料=減価償却費+維持修理費
燃料費:軽油、チェーンオイルなど
機械雑費:保険、税金など
・1日当たりの運転時間5時間が目途
暖気やメンテの時間があるので、実作業は上記の値ぐらいになるはず
・出材量/燃費 で立方当たりの経費が分かる
燃料を依頼する際に、機材ごとに燃料費の明細を出すように依頼する
3.間接事業費
・直接事業費*事業体毎のパーセンテージ
D.年間必要事業量
・損益分岐点から必要事業量がわかる。
・年間の日本の産出料33000万㎥ を3万人で出している
森林組合は800㎥ぐらい。
民間は1000㎥程度じゃ足りない。
1日5㎥を最低限とするが、馬搬でも5㎥でるらしい。


E.演習問題
左記は手計算で感覚をつかむ
※伐出コスト 3000円/㎥ぐらいを目指す(全国平均3500円/㎥ぐらい)
左記を自動で行うEXCELは、森林施業プランナー協会のHPの「申し込み」からコスト管理表が欲しいと言えば貰える?
・日報について
作業員に日報を入れてもらうのが結構大変。
Smart Foresterという携帯アプリで、電波が無くても入力可能。(電波回復時に自動送信)
燃料の使用量入力も行えるため、日々の施業結果が自動で出せる。
工場が欲しい径級と長さ等も分かるようにできる。(オーダー側工場が必要)
が、それなりなお値段。日報管理だけなら他のシステムでいいのかな。
F.作業システム別生産コスト事例紹介
平成29-30年に上記演習の物を使用し(人件費は固定)、6事例のシステム構成で生産性や伐出コストを確認した。
※道庁の資料にある。
G.タワーヤーダ集材
・1000㎥/月・3人出している所もある。
コスト的にもいいよ。
・かかり木にすることで、ワイヤーを掛けやすくする。=伐倒が速い
・平坦でもブルドーザにでも結び付ければいいし、斜面なら根本でもいい。
そんなに主索を張るのは大変じゃなくなっている。らしい
H.まとめ
・木は所有者の財産・森林は公共の財産・木材産業は地域の財産
・林業は所有者・公共・産業の安定と地域の就業者の確保・定着につながる
・林業者は山林経営というファイナンシャルと公共サービスを地域で担う
I.色々
・レンタル重機でいいんでない
オイル交換時期に、レンタル業者が来てくれる。
減価償却、維持補修費とか考えたらそっちのがいいんでないの?
・ボトルネックは集材。
・いい木はとりあえず6mに切って売る。
・専任オペレーターの場合、機械の不具合が察知しやすい。
・林業は段取り8分、仕事は2分
・現場工程管理は、ガントチャートよりネットワーク型のがいいかな。
・岩手県のノースジャパンで丸太を売ると高く売れるかも。
6mで切って売る。2,3,6とか色々切れるからね。
・集約化とはどう進めればいい
感想:
・色々とマシンやシステムの話が広がって楽しかった。


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