①森林・林業概論 森林生態
①森林・林業概論 森林生態
A.林野庁森林吸収源インベントリ情報整備事
林野庁で全国で、森林/土壌系の炭素蓄積量を計測しています。
下記は、北海道の蓄積量の一例
・広葉樹:合計約90t/ha(林齢による)
・土壌系:合計:約90t/ha
枯死木:5.3t/ha
堆積:5.4t/ha
土壌:76t/ha
B.森林生態、生態系の構造
生態系の構造:分解者→生産者→一時消費者→高次消費者(ピラミッド頂点:アンブレラ種)

C.森林生態 生態系地位
ニッチ(生態系地位)の奪い合い
・ニッチが異なる場合:ワシとフクロウ:昼と夜で活動時間が異なるため共生できる
・ニッチが奪われている場合:ブラックバスやブルーギルなどの外来種と在来種が、同位置、時間での活動により押しやられている
・森林によるニッチの住み分け
先行種陽樹と陰樹による共生。陽樹同士では、陽光争いに負ければ倒れる。
D.炭素の循環
炭素を取り込むのは植物。あとは、水に溶解しての植物性プランクトンのみ。
それ以外は、呼吸や燃焼による放出。
E.窒素(N2)の循環
空気の大部分は窒素だが、ほとんどの生物は窒素を直接利用できない。
菌類が窒素を再利用できるようにする。
農業では、窒素化合物が不足するため工業的な肥料で窒素化合物を追加したりする。
植物は菌根菌というもので、窒素を利用する。
さらに大豆などは、根粒菌というものを根に作り、周囲への影響も与える。
F.水の循環
2割:蒸発 2ー3割:葉から蒸散
地表や地下へ流れる水は2-4割に過ぎない。
木や植物が土への直接の雨の打撃を和らげて、土壌の流出を防ぐ。
土壌が流出すると、地表面を水が流れていくため、地下へ水が浸みこむ余裕もなくなる。
地下へ水が浸みこみ時間をかけて表出するため、1週間雨が降らない程度では、川から水は減らない。
G.土壌とは
・岩石→砂→動植物の遺体、菌類/微生物などが加わって出来たもの。
無機物+有機物→土壌
・土壌は、年に0.05~0.5mm程度しか生成されない。
一度、土壌が流出すると、微生物などもいなくなるため、後の成長などが大変となる。
・日本の土壌の代表種類
1位:褐色森林土:葉や枝の分解し堆積した
2位:黒色土 :火山灰土
→日本は森林と火山が多い
・地形と森林土壌
上部:乾燥
低層:上部から水やミネラルが供給され、適度に湿ると生産力がある土になる
湿地:土中の水の中の酸素量が少なくなり、根の動きが不良となる
感想:
A.公的機関。お金にならないことを頑張ってる。基礎研究大事。もっと頑張って。
A.土地と上物が同じぐらい。上物は、木材として色々使えるが、土地も大事だね。
D.陸上、海中。どちらにしろ植物による炭素固定は大事。
E.土壌というのは、厚いものではない。
施業の際の重機による土壌破壊。というのは、簡単に行えるもの。丁寧な施業が大事と認識した。
G.先週のネズミ捕りを行った低層側の天然林で、初めて「ヤチダモ(谷地タモ)」を見たのは、
これに強いから。と説明され納得した。確かに、歩いていて水溜まりが多かった。


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