①施業技術 苗木生産の基礎
②労働安全衛生 現場作業の安全②(危機予知)
③森林・林業概論 世界の森林・林業・木材産業
①施業技術 苗木生産の基礎
A.林業用苗木の概要
・苗木:杉、カラマツ、トドマツ、アカエゾマツ、グイマツ雑種F1(グイマツ雌、カラマツ雄)
・種類:裸苗(土で育てる)、コンテナ苗
・林業種苗法により、母樹指定等 遺伝的に優れた種子を使用する。
・北海道では、カラマツ、グイマツF1の生育の早い木が増加している
B.裸苗の苗木生産の流れ(概要)
・種を撒く→遮光等→除草→床替え(苗間の取り直し)/根切り→選苗→梱包/出荷
・床替え/根切りが大事であり、種まき→1年→床替え→2年→床替え→2年→出荷
であれば、1-2-2と床替えの回数と年数が分かる表記で出荷される。
C.コンテナ苗の取り組み
・洞爺丸台風での植え付けから時間がたち、主伐を行う時期。
主伐をしたら植え付けをしないといけないが、人手が足りないため植え付けの手間を減らす
※裸苗に比べ植え易く、活着がよく、長い期間植え付け作業ができ、植栽本数を減らせる
※植栽適期:裸苗=1か月とか コンテナ苗=7か月とか
・コンテナ苗使用実績
2018年:53万本
2028年:300万本(予定)
D.クリーンラーチの取り組み
・クリーンラーチとは、父親と母親の良いところを受け継いだグイマツF1。そのため木を指定。
母:グイマツ:中標津5号を挿し木でクローン
父:カラマツ:いい木
・挿し木技術の改良で生産性の向上が必要。
感想:
A.グイマツF1だと、ネズミとかにも強く密に植えなくてもいいとのこと。
ha辺りの植え付け本数が減らせるといいよなぁ。
B.北海道の苗農家って冬の仕事ってないのね。
掛け持ちで働く人はいいかもだけど、専業には難しいってことだよね。
北海道における苗木生産の現状と生産力拡大に向けた課題
https://www.jstage.jst.go.jp/article/rinrin/69/2/69_1/_pdf
C.実作業するならできるだけコンテナ苗で植え付けしたいなぁ。
裸苗だと頑張って掘って植えて踏みつけて。
コンテナ苗だと、一刺しで掘って植えて軽く踏む。
グイマツF1のコンテナ苗だと、ha辺りの植え付け本数少なく済みそう。
その代わりに事業費が少なくなって、植え付けに色んな山を走り回ることになるのか?
②労働安全衛生 現場作業の安全②(危機予知)
危険予知訓練(KYT)のおさらいと、実際の試しを行いました。
例題が歩道を走っている自転車。とありふれ過ぎていて難しかった。と感想。
今後の実習にて、KYTと指さし確認を実施するための前振りですね。

左記は、単純なテストでの効果測定らしいですが、明確な誤りの防止効果が出ています。
現場では、呼称の内容で注意対象が明確になるようにするのが難しいとは思いますが、頑張りましょう。
③森林・林業概論 世界の森林・林業・木材産業
外部講師をお招きしての講義でした。
5/13の「日本の森林・林業・木材産業」の世界版ですね。
http://itou-in-ringyo.com/2022-05-13-%e6%96%bd%e6%a5%ad%e6%8a%80%e8%a1%93%e3%80%81%e6%a3%ae%e6%9e%97%e3%83%bb%e6%9e%97%e6%a5%ad%e6%a6%82%e8%ab%96/
A.森林資源の動向
・FAO(Food and Agriculture Organization of the United Nations:国際連合食糧農業機関)
が唯一の世界的な森林資源調査を実施している(5年に1回)
・森林減少は続いている。2010-2020で500万haぐらい減少。北海道0.6個分?
・地域別に見ると、経済的に貧しい南米、アフリカが全体的に減少が多い。
※理由は人口増加より政策の問題っぽい
・アジアが一番森林面積の増加が多い。
増加理由は中国の増加が著しいため。
https://www.shinrin-ringyou.com/forest_world/menseki_world.php
B.世界の林産物生産・貿易
・木の消費方法(計測年不明)
燃料:18億9040万㎥
産業用木材:19億677万㎥
貧しい国は産業用ではなく、燃料に使用する。上記使用方法の差はほぼない。
が、外国から化石燃料を輸入せず、国内の木材で熱/電気などを作る動きが始まっている
・中国が丸太/製材を輸入し、合板等に加工後に輸出するのが世界一。
C.日本の木材輸入
・輸入全体
国産材が回復傾向で37.8%。
輸入丸太はほぼ無し。輸入製品が50%?
・輸入元
アメリカ、カナダ、マレーシア、ベトナムが多め。
※下の丸グラフを参照
D.ウッドショックについて
・コロナ禍(人員稼働の問題、コンテナの不足)、ロシア制裁等により発生
・木材が値上がりした
E.先進諸国音林業・林産業の最前線
・SDGs(Sustainable Development Goals:持続可能な開発目標))が2015年の国連サミットで採択
・再:外国から化石燃料を輸入せず、国内の木材で熱/電気などを作る動きが始まっている
・効率だけを求める森林づくりを過去に。(自然に近い森林づくり(1種類のみの森林としない))
・生物多様性保全のために残す(皆伐の際も全ては切らない)
・日本の対応は遅れている。
河川の周辺は手を付けない(市町村レベルでの規制はある)
違法伐採の輸入・流通を排除する法制度がない
林野庁-第1部 第3章 第1節 木材需給の動向(2)
https://www.rinya.maff.go.jp/j/kikaku/hakusyo/r1hakusyo_h/all/chap3_1_2.html
感想:
A.中国は地道な植林を行ってきたらしい。
そこに偏西風の蛇行により、中国国内で雨が降る箇所が増え後押しをしている模様。
※蛇行による想定外の雨量による洪水の被害もあるようです。
が、アジア全体を押し上げるほどの増加を一国で行っているとは驚きました。
B.合板等でちょっと中国があるだけで、他(丸太、製材、チップ)は中国はその他扱い。
隣の国で運送費が掛からないだろうに。と思って調べたら、
「林産物の輸入規制、輸入手続き」というのでやはり、規制かかっているっぽいですね。納得。
https://www.jetro.go.jp/world/asia/cn/foods/exportguide/forestproducts.html
E.日本は違法伐採に対して何で規制をかけないの?
「木材・木材製品は「合法性」「持続可能性」が証明されたものを優先的に購入しなければならない」で止めざるを得ない理由があるの?



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