座学/実習

2022/05/12 フィールドワーク(基礎)

座学/実習

外部講師をお招きしての講義/実技を行いました。
①フィールドワーク  基礎
②フィールドワーク  実技:突哨山

①フィールドワーク  基礎

②の現場を見るための森を知る講義でした。
先に②の[突哨山]について説明します。
旭川市と比布町の境界にある標高239mの山です。
[NPOもりねっと北海道]が旭川市から指定管理者に指定されています。
詳しくは、<http://morinet-h.org/tossyozan/> を参照願います。

こちらの山は、特殊な管理の仕方をされています。
林業としての利益を上げるための管理と異なる状態とし、多様な森を知ってもらう。という目的などがあります。

そのため、人工林と天然林があり、また、わざと手入れをしていない箇所や利益を上げるための手入れと異なる手入れをしている箇所など、少し歩くだけで色々な森を見ることができます。

A.森を読む/森の競争原理/樹種構成や樹齢から見えること
・落葉樹、針葉樹の特徴
 樹種ごとに必要となる光量が異なる
 陽樹:光が大量に必要
 陰樹:光が大量に必要ではない
・光量の奪い合い
 背を高くし、樹冠による陣地の取り合い
・天然林としてのパイオニアツリー(先駆性樹種)である白樺について
 最初に芽を出し素早く成長し森を作り出します。白樺は陽樹であり、明るい場所でしか育たない。
 白樺が成長した場所では、白樺自身が日を遮るため、次世代が同じ場所に育つことは難しい。
 突哨山は、昔は牧場だった箇所があり、白樺が成長する余地があった。
・白樺が朽ちていく個所では、陰樹(ミズナラ等)が成長していく
B.森を育てる
 生態系に逆らわない施業体系が必要。
 天然林の施業はまだ体系化が未熟
C.こぼれ話。
・北海道は大雪山系の東西で農業が分かれている。
 西→東へ、米→畑→牧草(牛)と産業の位置がずれている。
・熊との遭遇割合について
 登山       3%
 林業       8%
 山菜/キノコ採り  38%
 狩猟       41%

感想:
・基本的には②に譲ります。
C.西の方が雪が多く、東の方が雪が少ないです。
 雪が多い=雪の中は0度で保たれる。
 雪が少ない=マイナス気温に晒されることが多い。
 という認識はありましたが、土中の気温差による影響。という所に結びついていませんでした。
C.山菜は、クマと同じものを狙って少人数で下を向いて行動するから遭遇率高いのはわかるけど。
 母数が圧倒的に少ないはずの林業が8%は多い。伐採ではなく、計測だと音を出すことが少ないからか?
 あとは、登山道という人が行きかう道を使用しないことは関係しそうですね。
 

②フィールドワーク  実技:突哨山

白樺の森、広葉樹の森、沢の樹、針葉樹の森、針広混交の森など見てきました。
雪解けの遅い場所にはカタクリの花がまだ咲いて居たり。

森の種類によって、笹の有無が分かれるのが特徴的でした。
元は同じ針葉樹の森を、10年前に下記に分けたので、
手入れのない針葉樹の森、大目に伐採の針広混交の森を見比べると、
針葉樹の成長の違いなども分かりやすかったです。

左側の笹から人が立っている辺りまで、笹がありません。この一部以外は笹が生えています。

何があったかというと、佐々は60年ごとに花を咲かせて枯れるとのことで、ちょうどここが咲いた場所らしいです。
この広さ全てが一つの笹が生えていた。ということになります。
伸び方によっては、数kmの範囲が一つの笹の範囲ということもあるようです。

突哨山に入る前の駐車場から、キツネを見ることができました。
画像手前の道路を渡って、畑の方に歩いていきました。

駐車場には、昨年のらしいですがクマの糞も落ちていました。
もちろん鹿もでるそうです。

いろんな動物がいるので、突哨山に行く場合は気を付けましょう。


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